2010/01/30

ハリー・ポッター・パーク拡張現実で集客を図る

今春、ユニバーサル・スタジオ・オーランドに開園するハリー・ポッター・パークは、ユニバーサル・スタジオとUSA TODAYで、ハリー・ポッター・パークの "マジカルマップ"を提供します。マジカルマップは、拡張現実の技術を使ったパーク内の地図で、パークに訪れる前に、子どもたちの夢膨らませるPRツールとして提供され、導引を図るのが目的でしょう。夢のある仕掛けを最新の技術を使って提供するアメリカの創造力と実行力には感服します。

体験したい方は、以下のマップを印刷。デモ映像を見てトライしてください。

マジックマップのデモ映像


マジックマップ(マップをクリックして印刷)
オーランドには3度訪れました。3度目に訪れたときはオーランドに2週間コンドミニアムに宿泊し、レンタカーを借りて、パーク三昧したのを思い出します。ユニバーサル、ディズニー、シーワールドなど、もうオーランドには来ることはないかと思っていましたが、また行きたくなりますね。 加えてその後ハリウッドに移動し、ユニバーサル前のホテルに1週間宿泊し、レンタカーを借りて、ディズニー、ユニバーサル、シックス・フラッグス、ナッツベリーファームと4つのテーマパークをまわりました。それからかれこれ10年、今ではそんな無茶はできません。

2010/01/28

話題になり始めたリゾート・ワールド・セントーサ


韓国でのユニバーサル・スタジオ、2014年に向け動き出したとの報道も手伝ってか、リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)の全ての施設が稼動し、楽しめるのはいつなのかと、周囲の方々に聞かれる事が日に日に増えてきましたので個人的な見解をお伝えします。

Resorts World Sentosa elements and all related indicia TM & © 2009 Resorts World at Sentosa Pte. Ltd. All Rights Reserved.

27日、RWSを開発・運営するゲンティン・グループ日本支社長への現地でのインタビューによると「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」は、春節に合わせて開業できればとのことです。先日、地元メディアが伝えた今月の28日または29日は予想通りないと判りましたが、春節に合わせた開業とはグランドオープニング(本開業)を指すのかは不明です。現地の様子からソフトオープニング(仮開業:本番さながらの練習期間)も実施されている様子が伺えないことから、インタビューでの春節ごろというのは、仮開業※(もしくは一部開業)と考えられます。またインタビューの中で、施設は「概ね完成しており」との発言もあり、以前の報道としてUSSは24のアトラクションで構成されており、開業時には20のアトラクションが稼動とありました、春節の頃に開業したとしても全てのアトラクションが稼動するとは考えにくいです。

ソフトオープン(仮開業)なのか、グランドオープンなのか明確にして頂きたいですね。

※国内では、ソフトオープン時の入場は周辺住民や協賛企業の招待者などしか入場できず、オープンする施設と入場者数は、最初は少なく約1~2ヶ月の期間の間に順次、稼動施設、入場者を増やし、最終的に全ての施設を稼動し、最大入場者数(確かUSSは3.5万人)を入場させ、運営も含めた最終確認が行われるのが一般的です。つまり本番さながらの練習期間です。

様々な情報が飛び交う中、WOGLOGではUSSとカジノの6~8割が2月上旬、RWS第1期予定の施設が全て稼動するのは、日本が暖かくなってから4月下旬から5月中旬ではないと考えます。RWS全てを満喫したい方は、全ての施設が順調に稼動するようになるであろう7月以降に行かれるのが適当と予想します。

テーマパーク好きの方や、春休みやGWを利用してシンガポールに旅行を予定している方々にとっては、RWSの開業は、大変気になるところでしょうね。

HP:http://www.rwsentosa.com/
Blog:http://resortsworldsentosablogs.blogspot.com/
Twitter:http://twitter.com/rwsentosa
Facebook:http://www.facebook.com/ResortsWorldatSentosa

「リゾート・ワールド・セントーサ」の概要(プレスリリースより)
シンガポールの一大リゾート地、セントーサ島に来春オープンするアジア最大級の統合型リゾート。49万m2の敷地に約4,300億円をかけて開発されたこのリゾートには、東南アジア初かつ唯一の「ユニバーサル・スタジオ」をはじめ、世界最大規模の水族館やカジノ、そして最高級ホテル「マキシムズ・タワー」、著名デザイナーによるブティックホテル「ホテル・マイケル」、「ハードロック・ホテル・シンガポール」など合計6つのホテル(計1,800室)がオープンします。また、ボールルームや会議施設などの充実したMICE施設に加えて、ウォーターフロントのフリーアトラクション「クレーン・ダンス」(鶴の舞) や数々のショッピング&グルメを満喫できる24時間ストリート「フェスティブ・ウォーク」など、多種多彩なエンターテインメントをお楽しみいただけます。

2010/01/24

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール開業?

19日シンガポールの地元、周辺国のメディアが“消息筋によると”とのコメント付で、今月28日か29日ユニバーサル・スタジオ・シンガポール開業との報道がありました。メジャーなメディアの報道がないため静観していました。ソフトオープンの間違いなのかもわかりません。シンガポール、セントーサ島のリゾート・ワールド・セントーサ内の複数のホテルについては、既に20日に開業しており、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)の開業は、3月末(2月との話も浮上)頃と言われていました。

通常テーマパークは、ライドアトラクションなどは等身大の人形や砂袋を使用してテスト走行、スタッフによる運営のトレーニングなどを行い、安全確認、監督官庁などの最終検査が行われた後、ソフトオープンし、実際のゲスト(協賛企業の招待者など)をパークに入れ、全ての施設のテストランを行います。また、最初から全ての施設を稼動するのではなく、1ヶ月〰2ヶ月程度かけて、徐々に稼動施設を増やすと共に、ゲストの数も増やしていきます。全てにおいて問題がないことを確認し、グランドオープンとなります。

しかし大阪府の橋下知事が20日から26日、ベトナム、シンガポールにカジノを含むリゾート施設などの視察に出かけていることから、USSが来週にソフトオープンまたはグランドオープンと言うことで、最終段階に入った時期にタイミングを合わせたとも考えられえます。リゾート・ワールド・セントーサのHPも一新され、USSのページはショースケジュールが掲載されていないだけで、既に開業しているのではと思わせるHPとなっています。グランドオープンが近いと言うことは間違いのないところです。

個人的には春節(2月14日〰18日)後のグランドオープンとは思うのですが、聞き込みをしたところグランドオープンの日程は既に決まっており、 一部関係者には伝えられているようです。また、現地の知人に問い合わせたところ、2月中旬は大変忙しくなるであろうとのことでした。来週からソフトオープンであれば、2月下旬の開業、春節明けからソフトオープンであれば3月下旬の開業でしょう。

シンガポールは教育熱心な国であり、安全で、美しく、さまざまな文化が融合した魅力的な国です。観光立国を目指すアジア各国の中で、MICEを中心としリゾート、エンターテイメント、カジノなどを融合したリゾート・ワールド・セントーサは、現時点で最も理想的な開発といえるでしょう。機会があれば是非とも訪ねたいですね。

2010/01/23

キッザニア・ドバイ開業

2009年中頃に開業と言われていた、キッザニア・ドバイが今月10日開業していました。企業にも大人気のキッザニアですが、ドバイも一流どころの企業が協賛しています。

キッザニアは企業にとって、子どもの職業体験の場として、おおぴらに製品やサービスを直接体験してもらえる機会であり、社会からも評価されているわけですから企業にとってはありがたい限りでしょう。加えて大型テーマパークのアトラクションに協賛するよりもはるかに低い予算も魅力でしょう。大型テーマパークでは、アトラクションの入口とパーク内の印刷物などに企業のロゴが入り、そのパークのロゴを使用できる程度ですが、キッザニアは企業自身の製品やサービスを体験型アトラクションとして提供ができできるわけですから、テーマパークに協賛するより投資効果が高いと判断しているのでしょう。

キッザニアは「体験学習」の名の元、新たなビジネスモデルを構築しているわけですが、少々洒落た商業店舗を造り、店子(企業)を募り、家賃(協賛金)を収入とし、加えて入場料を収入としています。体験できるのは子どもだけですが、同伴の保護者からも入場料を徴収しています。普段は見せない楽しそうな子どもの笑顔を見るための料金でしょうか。体験アトラクションは、企業の製品やサービスを利用したものですから、テーマパークのようにコンテンツ使用にかかる版権料の支払いがないのも大きいですね。

今後、インド、韓国でも開業するキッザニア。「体験学習」の名のもと開発されたビジネスモデル、運営会社、協賛企業、入場者、そして社会からの高い評価と、順風満帆と言えるキッザニアですが、既に海外では、同様の施設も誕生しています。ビジネスモデルや運営ノウハウなどが権利の対象として法的に保護されない現在、新たな競合が現れる可能性も十分に考えられます。

国内のキッザニアは、少々入場者の伸びが鈍り、入場料の値下げもしましたが問題ないでしょう。景気後退で3施設目の開業が2年ほど遅れ、同様に上場も遅れるでしょう。個人的な予想ですが、3施設まではスピード感持って開業し、上場を果たすと言うのが個人的予想でした。

ドバイショックで開業を心配したキッザニア・ドバイですが、開業おめでとうございます。

キッザニア・ドバイのマップ

2010/01/15

マイケル・ジャクソンのテーマパーク建設へ?

マイケルの故郷であるインディアナ州ゲイリー(Gary)で、メモリアルパーク建設が行なわれるようです。

マイケルの自宅であったネバーランドのレプリカに加え、スリラーをテーマとしたコースター、パフォーミングアーツ・センター、美術館、ゴルフコース、300室のホテルが建設されるようです。事業の推進役であるOdie Anderson氏は、今年中に建設を開始すると述べています。

もう少し詳しい情報をと思い調べてみましたが、メジャーニュースサイトでは同様の記事は発見されませんでした。この情報の信憑性は何ともいえませんしが、実現した際には訪れたいパークとなるでしょう。

皆さんよくご存知のNever Landの写真集

2010/01/14

ユニバーサル・スタジオ・コリア2014年開業へ

2014年の開業に向け、2007年11月に京畿道華城市、韓国水資源公社、ユニバーサル・スタジオの3社間で、韓国での事業推進の独占覚書を結んでいた。その後、経済状況の悪化などから、実現が危ぶまれていた。しかし、12日韓国メディアによると、19日にソウル市内のホテルで、京畿道知事、ボスコ建設、造成用地を所有する韓国水資源公社など関連16機関の関係者、米ユニバーサル・パークス・アンド・リゾーツ(UPR)の最関係者が出席し、事業の契約締結に向け協議に入る合意書に調印が行われるという。本契約は6月までに完了するとも発表している。


事業規模は約2377億円、華城市新外洞の松山グリーンシティ内435万2819㎡の用地に、ユニバーサルスタジオ、ウォーターパーク、シティーウォーク、ホテル、コンドミニアム、ゴルフ場などを備え、滞在型複合リゾートエリアとして建設し、2013年の開業を目指す。ユニバーサル・スタジオだけを見ても、ロサンゼルス、オーランドのユニバーサル・スタジオの約2倍強、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの9倍以上の規模を予定している。

松山グリーンシティは、ソウルから30キロ、仁川国際空港から35キロの立地にあり、経済効果を年間約3390億円、5万7千人の雇用が見込まれている。建設地の松山グリーンシティは、始華湖南側の干拓地の華城市松山面など5686万㎡の用地に6万世帯、15万人が居住する観光レジャー型生態環境都市を整備する事業の一環。

しかし韓国内では、他にパラマウント・パークが松山グリーンシティから遠くない仁川・松島に、MGMスタジオが永宗島に建設に向け協議を行っており、ワーナーブラザースは京畿道河南のミサリ一帯にテーマパーク造成を検討している。また、一昨年よりロッテワールドをはじめ国内テーマパーク、観光施設などがリニュアルを行っており、これらが現実のものとなれば、ミュージカル、映画、アニメーションとIT産業が結びつき、アジアのエンターテイメントの中心になる可能性が十分に考えられる。

現地情報「THE THEMEPARK GUY

19日追加-------------

2010/01/10

犬との共生

昨年末のお話ですが、「犬の行動習性の理解と安易な飼い犬放棄の防止を目的とする民間資格「ファミリードックアドバイザー」となるものが、今春の創設を目指し、12月10日「犬の里親検定(仮)」の模擬試験が実施されました。検定は、動物愛護センターなどに保護された犬を引き取る際、里親が犬と理想的な共生生活を送るための知識の習得を目指した検定です。

模擬試験は、30分で50問に答え正解率80%以上で合格として実施され、モデルの武藤静香さん(小悪魔ageha専属)など、トレーナーや一般愛犬家33名が参加。参加者全員が合格点を満たしたとのことです。

検定の監修をされてたのは「ワンコ先生」として知られている獣医医学博士で東京農業大学講師の増田宏司氏で、保護犬のしつけには里親の教育と保護犬とのマッチングが重要で、検定がその手助けとなればと、監修をされたようです。

我が家には、黒のトイプードルが2匹います。両者とも人は大好き、信頼もしていますが、性格は正反対。超クールと超甘えた。しつけには大変苦労しました。犬のことは理解していると思っていましたが、増田宏司氏の著書「犬の幸せ 私の幸せ―ワンコ先生が教える動物行動学」を読んで、理解できていないことに気づきました。「飼っている犬」ではなく、「犬との共生」は、社会への提言であり、自身にとっても改めて考えさせられる言葉でした。

日本ドッグオーナーズアカデミー:HPリンク
増田宏司 著書:「犬の幸せ 私の幸せ -ワンコ先生が教える動物行動学-

2010/01/06

シンガポール総合リゾートエリアいよいよオープン

日本に於けるカジノを含む総合リゾート構想のお手本となるであろう、シンガポール、セントーサ島内の「リゾート・ワールド」が、今月20日より順次オープンとなるようです。

第1期としてハードロック・ホテル・シンガポールを含む4つのリゾートホテルが開業。1350室と10のレストランが提供されます。次に今春開業予定の「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」(ユニバーサルの開業は、政府当局の承認待ちのようです)。カジノについては、営業が承認された時点で発表するとの事です。

また、1年後には第2期として2つのホテルの開業を予定しており、加えて、世界最大級の Marine Life Park(海洋生態公園)とMaritime Experiential Museum(海洋体験博物館)の開業も予定しています。



セントーサ島は、既に観光エリアとして様々な施設があります。
セントーサ島の施設紹介:sentosa-HPへ

海を挟んだマリーナ地区では、米ラスベガスサンズ社が建設する「マリーナベイ・サンズ」があり、3つのホテルの最上階をつないだ特徴的な建物を中心に2500室のホテル、4000人収容の劇場、博物館、ショッピングモール。カジノはマカオでも実績を上げている、同社がのベネチアン・カジノと同様のサービスを提供とのことです。

開業に向けて、セントーサ島のリゾート・ワールドは、昨年11月時点で30のイベント予約を受け付けたと発表しており、10年には米パーソナルケア製品ニュースキンによる東南アジア会議、11年には世界各地の華人起業家ら約4000人が集まる「世界華商大会(WCRC)」、「アジア太平洋小売り業者大会」などが決まっていると発表しています。

マリーナ地区のマリーナ・ベイ・サンズは、今年1月~3月期の開業から2012年までに、国際会議・展示場「サンズ・エクスポ・アンド・コンベンション・センター」で30を超えるイベントを開催し、15万人以上の参加者を見込んでいると発表しています。主なものは、環太平洋法曹協会の年次総会(来年5月開催)、2010年国際見本市連盟(UFI)総会、国際産業ファブリック協会主催の国際エクスポアジア2011などが決まっていると発表しています。

シンガポールは、東南アジアではカジノに対し最も否定的な立場を取ってきた国ですが、MICE(ミーティング、インセンティブ、コンベンション、エキシビション)構想をアジアで最初に実現した国として、今後日本でも検討されていくであろうカジノ構想の手本となるでしょう。マカオもカジノだけではなく、今後はファミリーで楽しめるような街づくりを目指すと発表していますし、ベトナムにおいても同様の計画が検討されていると聞きます。

さて我が国、日本。観光立国を目指すと宣言したものの、現実味のある具体的な計画も発表されず、国家戦略としての野心も伺うことができない今、アジアの中で観光事業後進国とならないことを願うばかりです。

投稿にあたり

投稿には15分以上時間をかけないことを課し、誤字脱字、文脈の揺れを気にせず書いています。テーマはエンターテイメントを中心とした雑記。